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唯心論(ゆいしんろん)とは、人間社会において、、もしくはその働きこそは至上の要因であるとする哲学の立場。その反対が、唯物論になる。なお仏教唯識論と似ているが最終的な点で異なる(後述)。

唯物論に対し理想主義とされる。心やその働きはあくまでも物質に還元されない独特な性質を持っているとして、物質的存在がその存在を容認されるのは意識によるものである、したがって意識が存在を決定づける。これが唯心論である。

これら思想は古代にさかのぼるとソクラテスプラトンに見られ、中世ではアウグスティヌス近世ではライプニッツカントヘーゲルロックバークレーなどがその説を引き継ぎ、また展開してきた。

これらはキリスト教とともに西洋を支えてきた理想的な哲学思想であったが、ヘーゲルは一方で唯物弁証法、また一方で実存哲学を自らの否定反抗として自らの中より生ぜしめたことなどから、近代に至っては観念論や理想主義でしかないという批判を生むことになった。

なお、東洋、特に仏教にも華厳経に唯心(三界唯一心)が説かれたことから、唯識論が生れている。しかし仏教ではその識(心の作用)も仮のもので夢幻の存在であるとして否定する。ここにおいて唯心論と唯識論は最終的に異なる。

 

関連項目


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唯脳論(ゆいのうろん)は養老孟司が提唱した思想である。

 

概要

文化伝統、社会制度はもちろん、言語、意識、心など人のあらゆる営みはという器官の構造に対応しているという考え方。ただし、脳が世界を創っているなどとしてすべてを脳に還元する単純な脳一元論ではない。「脳が心を作り出す」というよりは「脳という構造が心という機能と対応」しているとする。そして構造と機能を分けて見ているのは脳である。

すべての人工物の仕組みは脳の仕組みを投影したものである。人は己の意のままにならぬ自然から開放されるために人工物で世界を覆おうとする。そのようにしてできた世界が脳化社会である。その特徴は下記の通りである。

  • 人工空間の成立
  • 仮想空間の成立
  • 自然の排除

1990年に同名タイトルで著者・養老孟司により青土社にて発行されており、その後「脳内革命」、「右脳」、「脳トレーニング」などの脳ブームの先駆けをなしたとされる。
 

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