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概要
現世に対する世界としては、幽世、前世、来世、あの世、天国、地獄などが考えられる(多くは宗教的背景を持つ)が、その存在は証明できない。また、現世も幻想または夢に過ぎない、またはわれわれが認識する世界は、共同幻想に過ぎずその存在は証明できないとの考えもあるが、共同幻想という認識こそが存在の証明であるとする考えもある。
仏教
仏教における「三世」のひとつで「前世」「今世」「来世」のうちの「今世」に該当する。 また時間軸とは別の認識として浄土教では「厭離穢土、欣求浄土」の概念がある。「穢土」とは穢(けが)れた世、という意味で現世にあたる。
『金剛般若経』では「一切の有為の法は、夢幻泡影の如し」とあり現世を夢幻、泡のように儚いものとして把握していたことが伺える。このように仏教では、現世を否定的に捉えていた。
後に浮世絵で有名となる「浮き世」も元は「憂き世」であり、江戸時代に「儚い、憂うべき世」という意味が「どうせ儚いのだから、その間は楽しく生きる(浮)世」に転じたとされる。
江戸川乱歩は「現世は夢、夜の夢こそまこと」としばしば好んで色紙に書いたことで知られる。
参考文献
- 『「はかなさ」と日本人』竹内整一平凡社新書 ISBN 4582853641
関連項目
合意(ごうい)とは、当事者双方の意思が一致することを指す。合意があれば、互いに遂行する義務が発生する。合意がない場合には何の義務も発生しない。場合によっては、一方的な侵害行為になることもある。
合意をするためには、意思能力が必要である。意思能力がある者は、心身共に健康な成人であり、未成年者・知的障害者・精神障害者・認知症の者には意思能力がない。
従って、合意が出来るのは心身共に健康な成人同士であり、意思能力のある者とない者との合意は成立しない。
性行為に関する合意
合意に関して、しばしば問題になるのが、性的同意年齢の問題である。すなわち、成人と未成年者の性行為の合意の有効・無効である。
現行刑法では、合意の有無に関わらず、13歳未満との性行為は強姦罪で裁かれる。これは、13歳未満が性行為の意味を解せず、相手の身体を一方的に収奪する行為と見做されるためである。
これに対しては、未成年者にも性行為を含めた愛情はあり、現行刑法の未成年者観は未成年者の人格を過小評価しているとの反論がある。
関連項目
- 合意形成
- NAMBLA
- Pacta sunt servanda(国際法における合意)