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精神論(せいしんろん)とは、人間の精神力が、物質的 な劣勢を、跳ね返せるとの立場を指す。もちろん、ものごとの勝敗が物質だけで決まるものではない以上、精神力によって物質的劣勢をはね返した事例は数多く 見られる(スポーツでよく見られる「固くなりすぎたのが敗因」「気合負け」といったもの)。しかし、常識的にはね返せないのが当然と見られるほどの物質的 劣勢を精神力ではね返せると信じ、また信じることを推奨・強制する場合、「精神論」として批判の対象となる。事例によっては根性論と呼称する場合もある。
例
「進め一億火の玉だ」「国民精神総動員」「欲しがりません勝つまでは」などの標語と共に用いられた。しかし精神論が戦局に影響を与えた場面はほとんど無い。(日々の訓練においては多少なり役だった可能性はある。)緒戦では作戦レベルの勝利をいくつか得たが、これは奇襲に代表される知力を凝らした作戦や、激しい訓練を経て得た経験の賜物である。
ミッドウェー海戦以降、日本軍が劣勢になると、さらに精神論による戦局の打破が強調されるようになった。インパール作戦は精神論を前提として立案されたともいえる。最後には特攻に昇華した。
- 生長の家は、「信仰する者は、広島で被爆しなかった」と述べる。
- タリバン。イスラム教を確信することで、緒戦では米軍の軍用ヘリコプターを追い返した。
- 「病は気から」。広島の被爆者が入所する施設を、当時の中曽根康弘首相が訪問し、入所者にこのように発言して、問題化した。
- 1980年代以前の学校運動部。身体を極限状態に追いやることが、精神力を鍛えると信じられた。却ってそれで、身体を壊す者が続出した。根性論とも。例としては「運動中に水を飲むな」「具合が悪くなっても練習を続けさせる」等。前者は脱水症状、後者は熱中症などに陥る可能性があり、死に至ったケースも少なくない。
関連項目
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