忍者ブログ
Index
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

意識の流れ (いしきのながれ、: Stream of consciousness) とは、米国心理学者ウィリアム・ジェイムズ1890年代に最初に用いた心理学の概念で、人間の意識は静的な部分の配列によって成り立つものではなく、動的なイメージ観念が流れるように連なったものであるとする考え方のことである。

アンリ・ベルグソン時間意識についての考察の中で、ジェイムズと同時期に同じような着想を得て、「持続」という概念を提唱している(ベルグソンとジェイムズの間には交流があったが、着想は互いに独自のものとされることが多い)。

 

文学上の手法としての「意識の流れ」

この概念は後に文学の世界に転用され、文学上の一手法を表す言葉として使われるようにもなる。すなわち「人間の精神の中に絶え間なく移ろっていく主観的な思考感覚を、特に注釈を付けることなく記述していく文学上の手法」を表す文学用語として「意識の流れ」という言葉が用いられるようになる。この用法を最初に使ったのはイギリスの女性小説家、メイ・シンクレアだとされる。

人間の思考を秩序立てたものではなく絶え間ない流れとして描こうとする試みは「意識の流れ」という語の成立以前からあり、最も早い例としてはローレンス・スターンの『紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見』などがあるが、特に近現代の意識の流れを用いた小説には心理学の発達、殊にジークムント・フロイトの影響が見逃せない。

意識の流れ手法を用いた代表的なイギリスの小説家としては、ジェイムズ・ジョイスヴァージニア・ウルフキャサリン・マンスフィールドドロシー・リチャードソンなど。この手法を用いた作品として挙げられる例にはジョイスの『ユリシーズ』、ウルフの『灯台へ』、フォークナーの『響きと怒り』などがある。

また、内的独白や無意志的記憶という用語で表されることもある。

 

関連項目

PR
COMMENT FORM
NAME
URL
MAIL
PASS
TITLE
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
TRACKBACK
TRACKBACK URL > 
MicroAdFX
忍者アド
MicroAd
プロフィール
HN:
Index
性別:
非公開
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
最新記事
(01/21)
(01/19)
(01/19)
(01/19)
(01/18)
最新コメント
[12/07 John Goodson]
最新トラックバック
最古記事
(12/23)
(12/23)
(12/23)
(12/23)
(12/23)
ブログ内検索
カウンター
バーコード
P R
忍者ブログ [PR]
"Index" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.