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好奇心(こうきしん)とは、物事を探求しようとする振舞い、気持ちである。高等な動物では、多くのものにそれがあると思われるような行動が見られる。自発的な調査・学習といった知的活動の根源となる感情。
概説
わからないものに対して、その理由や意味を知りたいと考えるのは、人間の根源的欲求であると思われる。その意味では、ワイドショーで芸能人の生活をほじくり回そうとすること、素粒子の行動を解き明かそうとすることに差異はないと考えられる。一応後者を知的好奇心として分け、後者を尊いとする判断はあるが、客観性には乏しいかもしれない。
目新しいものに出会ったとき生まれるその他の心情としては恐怖が挙げられる。人間が目新しいものにぶつかった場合は、まず驚愕が先に立ち、それから好奇心が生まれるか恐怖が生まれるかのどちらかである。
本質的には、好奇心とは未知の物事に対する行動や精神的な働きを示す言葉で、自然環境や周囲の出来事の情報や関連するものを求めようとさせることにつながる。 また、聞きなれない名称は人々に好奇心を植え付けるため、注目を集めるために名前を付けることも行われる。
動物の好奇心
動物に好奇心があるかどうかは、彼らに心があるかどうかと同様に難しい問題である。しかし、高等動物の研究家はそれがあると考えることが多い。例えば、多くのほ乳類や鳥類をそれらが来たことのない場所に持ち込んだ場合、まずその周囲の状況を確かめる行動を取る。これを探索行動と 言うが、これを一種の好奇心の発露と見ることは可能である。また、動物の前に何か見たことのないものを見ると、まずは逃げるが、危険でないと判断すると、 それを調べに来る。サルはペットにするのが難しいが、これは一つには彼らがあまりにも激しくイタズラをするので、人間の生活や室内が維持できなくなるためで、それは知能が優れていて好奇心が強いためであるとコンラート・ローレンツは述べている。
カモシカは警戒心も強いが非常に好奇心が強く、かつてカモシカからはなれたところでおとりの人間が変な格好をして見せ、カモシカが立ち止まったところをねらう狩りがあったという。